なぜ目が乾くと集中力が切れてしまうのか
人間の脳は、五感の中でも特に視覚から多くの情報(全体の約8割)を得ているといわれています。そのため、目のコンディションの良し悪しは、脳の働きや作業への集中力に直結しやすいのです。
視界の「かすみ」が脳の疲労を招く
目の表面は本来、涙の薄い膜で均一に覆われています。しかし、目が乾燥するとこの膜が不安定になり、光が正しく目の奥に届かなくなってしまいます。これにより視界がかすんだり、ピントが合いにくくなったりするため、文字を読もうとするだけで脳が余計なエネルギーを消費し、疲れやすくなるのだそうです。
「まばたき」の減少による悪循環
画面に集中しているとき、まばたきの回数は通常の半分以下に減ることが多く、時には4分の1程度まで落ち込むこともあります。まばたきが減ると涙が行き渡らなくなり、目の痛みやゴロゴロ感といった不快感に意識が向くため、結果として作業への集中力が削がれる一因になります。
集中力をキープするための「潤い習慣」
仕事や勉強のパフォーマンスを落とさないために、日常で手軽に取り入れられる基本的な乾燥対策をご紹介します。
- 意識的な「深いまばたき」を取り入れる
作業の合間に、まぶたをしっかり閉じる意識的なまばたきをしてみましょう。上まぶた・下まぶたをしっかり合わせることで涙の分泌が促され、目の表面の乾燥を防ぐことにつながります。 - 室内の湿度を40〜60%に保つ
加湿器の利用や、エアコンの風が直接当たらない工夫をして、身の回りの環境を整えましょう。 - 涙に近い成分の目薬を活用する
人工涙液など、不足した涙を補う目薬を点眼することで、無理なく目に潤いを与えることができます。
根本的なリフレッシュには「筋肉」のケアも大切
ここまで涙や乾燥の対策をお伝えしてきましたが、実は目がショボショボするときは、画面を見続けることで目の周りの筋肉が凝り固まっていることも珍しくありません。
目のレンズ(水晶体)の厚みを調整してピントを合わせる筋肉は、同じ距離を見続けることで緊張状態が続きます。目の乾燥を防ぐ潤いケアとあわせて、遠くの景色と近くのものを交互に眺めるような、目のピント調節筋肉をほぐすストレッチを取り入れることも大切です。疲れが溜まった目元を優しくリフレッシュさせてあげるアプローチを、日頃から意識して取り入れてみませんか?
※本記事は情報提供のみを目的としています。目の症状が続く場合や、医学的なアドバイス・診断については、専門の医療機関にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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